BiDA2015に行ってきました



本日10/17、地元のブランドとデザインを紹介する BiDA2015 というイベントに行ってきました。気になったものをいくつか紹介したいと思います。




千万音(CIMANE)の山本さんのスピーカーです。実は山本さんには、昨日発表となったKitMill MOC900のPVにも出演してもらっています。また、開発にあたり、いろいろなアドバイスも頂いています。山本さんとは数年前からのお付き合いですが、とても魅力的な人で、その人柄がスピーカーに滲み出ています。ぜひこのスピーカーの音色を聴いて頂きたいです。


CHAANYの竹内さんの「カホン」と呼ばれる打楽器。この上に座って正面の板を叩くとドラムのような音がします。その音は、このシンプルな外観からは想像できないほど味わい深い音で、表現力も非常に豊かです。箱の中を見てみると、アコースティックギターに使われる太い弦が左右に4本ずつ張ってあり、それぞれの弦がチューニングできるようになっていました。さらに注意深く見てみると、正面の板を止めているネジの間隔が一定ではなかったり、横から見ると正面の板がわずかに湾曲していたりと、良い響きを出すための工夫がたくさん詰まっています。写真ではその音の素晴らしさが伝えられないのが残念ですが、ぜひ生でこの音を聴いてみてほしいと思います。






SCALE WORKSの花岡さんの家具。こうしたオーダーメイドな家具はどうしても価格が高いので販売する側も大変だと思うのですが、逆に私たち消費もすぐに量販店を選ばずに、このような家具を長く大切に使うという考えを持たないと、結果的に費用が多く掛かってしまったり、環境に負荷を与えてしまう気がします。ちなみに当社は、花岡さんからもKitMill MOC900を開発するにあたって様々なアドバイスを頂いています。


安田さんの「キノピオ」という木製自転車。「木製であることのメリットは何ですか?」と聞いたところ、「乗りたくなること」とのことでした。性能面ではなく「乗りたくなる」という答えが返ってきたので一瞬驚きましたが、考えてみれば、時代は今「物から心」に移り変わろうとしています。機能や性能よりも、心を満たしてくれる製品こそがこれから時代に必要とされるものだと私は思います。

なお、このBiDA2015は明日(10/18)も開催していますので、ご興味のある方はぜひご連頂ければと思います。

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